毎日の食卓に欠かせない味噌汁。
「なんとなくこのくらいかな?」と味噌を入れていませんか?
実は味噌の量は、料理の味の決め手になる重要な要素です。
この記事では、「味噌汁の味噌の量は一人前でどのくらいが適正か?」をわかりやすく解説します。味噌の種類や具材による調整方法、塩分を抑えておいしく作るコツなど、初心者でもすぐに実践できるポイントを紹介します。
味噌汁の味噌の量|基本は大さじ1弱・約16g
味噌汁1人分(約200ml)に使用する味噌の量は、使う味噌によって変わります。一般的な米味噌で味噌汁を作る場合、大さじ1杯弱(約16g)を目安にしてください。
まずは少し少なめの量で作ってみて、少しずつ足してお好みの濃さにすることをおすすめします。
薄味の味噌汁の味噌の量
薄味が好きな方や、出汁の旨みがしっかりでている場合は、大さじ半分〜2/3(約9〜12g)でも十分な味になります。
濃いめの味噌汁の味噌の量
濃い味が好みの場合や水分の多い具材を使う時は、大さじ1強(約20g)程度に増やしても良いでしょう。
味噌汁の味噌の量を人数分に合わせて計算する方法
味噌汁を複数人分作るときは、人数に応じて味噌の量を増やしていきます。一人分の量×人数分ではなく、2人分以降は、人数×大さじ半を足していくようなイメージです。
一人前200mlを基準にした人数×味噌量の早見表
人数 | だしの量 | 味噌の目安(すりきり) |
---|---|---|
1人分 | 200ml | 大さじ1弱(約16g) |
2人分 | 400ml | 大さじ1.3(約24g) |
3人分 | 600ml | 大さじ1.7(約32g) |
4人分 | 800ml | 大さじ2.2(約40g) |
味噌の種類によって使う量はどう変わる?
味噌には主に「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」の3種類があり、それぞれ塩分濃度や旨味の濃さが異なります。
例えば、米味噌はバランスが良く標準的な味噌汁に向いています。麦味噌はやや甘口で香りが強いため、若干多めに入れると風味が引き立ちます。豆味噌は塩分が高く濃厚なため、他の味噌よりも少なめに使うのが基本です。
使う味噌の種類によって、味を確認しながら量を調整してください。
味噌汁の具材によって味噌の量をどう調整する?
味噌汁ではさまざまな具材が使われますが、具材から水分が出る場合もあります。例えば、白菜や玉ねぎなど水分の多い野菜をたっぷり使うと、スープの味が薄まりやすいため味噌をやや多めにいれるとよいでしょう。
また、わかめやしいたけのように旨味が強い食材を使う場合は、味噌を少なめにしても十分に味が出ます。豆腐や油揚げなどの大豆製品は、味噌とよくなじむため、基本の分量通りで問題ありません。
具材の持つ味や水分を理解し、味噌の量とのバランスをとることが、美味しい味噌汁をつくるコツといえます。
味噌汁の味噌の量を正確に量る3つの方法
味噌の量を計る方法として、代表的なのは次の3つです。
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計量スプーン:もっとも手軽で一般的。すりきりで大さじ1=約18g。
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キッチンスケール(はかり):正確にグラムを量りたい場合に便利。
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おたま:おおよその目安(1/2杯=約18g)として使えるが、商品によってばらつきがあり正確性に欠ける。
おたまなどでだいたいの目分量を確認しておくと、都度計量しなくても問題ありません。まずは少なめの味噌の量でおたまでもOKですが、味を一定に保ちたい場合はスプーンやはかりの使用がおすすめです。
味噌汁の味噌の量を減らす減塩方法
塩分を控えたい方は、味噌の量を減らしながらもおいしさを保つ工夫が重要です。昆布やかつお節などでしっかり出汁をとると、味噌が少なくても満足感のある味に仕上がります。
また、しめじ・しいたけなどの旨味の強いきのこ類を使うのもおすすめです。香りの強いねぎや生姜をプラスすることで風味が増し、味噌の量を減らしても薄く感じにくくなります。
味噌汁の量を知って、もっと美味しく!
味噌汁の味噌の量は「一人前=大さじ1杯弱(約16g)」が基本になります。人数や具材、味噌の種類に応じて微調整することで、より美味しく、自分や家族に合った味噌汁を作ることができます。
塩分を抑えたいときは出汁や旨味食材を活用し、味噌の量を減らしても満足感をキープしましょう。今日から少しだけ意識して、味噌汁をワンランク上の一杯にしてみませんか?