【地域別】地域に根付く郷土味噌の種類と特徴は?

【地域別】地域に根付く郷土味噌の種類と特徴は?

2025/03/19 公開

日本全国には、それぞれの地域に根付いた郷土味噌が存在します。気候や風土、原料、作り方の違いによって、味や色、風味に独自の特徴があります。

この記事では、地域ごとに代表的な味噌の特徴を紹介します。味噌屋がオススメするご当地味噌にも注目!

北海道・東北地方:濃厚で塩味の強い米味噌

北海道や東北地方などの寒冷地では、麹菌が働く温度帯になりづらく発酵が進みにくいため、 塩分が高めで熟成期間の長い味噌が発展しました。

特に東北地方の仙台味噌(赤味噌)は、米麹を使った辛口の米味噌で、保存性が高いのが特徴です。また、北海道では大豆の比率が多く、甘みのある北海道味噌が作られています。

東北地方では、各地域の名前がついた味噌の種類もあります。

名称  特徴
津軽味噌 長期熟成が特徴の辛口味噌。塩分は高めですが、長期熟成により口当たりはなめらかで旨味が強い。
秋田味噌 秋田は米処でもあり、味噌も米麹の割合が高く甘め。
仙台味噌 大豆の割合が高く、しっかりした塩分と旨味を感じられる味噌。
会津味噌 津軽味噌と同様に長期熟成で、濃い色が特徴の辛口味噌。

関東地方:濃口でコクのある赤味噌

関東地方では、江戸の庶民の間で親しまれてきた『江戸甘味噌』と、関東北部のスッキリとした辛口味噌が特徴です。江戸甘味噌は関西の白味噌に近い甘口の味噌で、味噌汁だけではなく煮物などの料理にも相性が良い味噌です。

中部地方:バランスの取れた信州味噌

長野県を中心に広まった信州味噌は、淡色辛口の米味噌です。

信州味噌は発酵期間が短いためクセが少なく、どんな料理にも合いやすいのが特徴です。

長野県には大手味噌メーカーであるマルコメ株式会社、ハナマルキ株式会社、ひかり味噌株式会社などがあり、日本で最も味噌の生産量が多い県となっています。

 

味噌屋おすすめの長野県の信州味噌

東海地方:塩味と酸味が力強い豆みそ

愛知県や三重県では、大豆と塩のみを使い3年以上の長期熟成を経て作られる八丁味噌なや豆味噌が特徴的です。

豆みそは黒に近い焦げ茶色で、濃厚な旨味と酸味があり、味噌煮込みうどんなどの料理にも使われます。

味噌屋おすすめの三重県の豆味噌

関西地方:甘くてまろやかな白味噌

関西地方では、 白味噌が広く親しまれています。特に西京味噌(京都)や府中味噌(大阪)は甘口で色が白く、なめらかな口当たりが特徴です。米麹の割合が多く塩分量も少なめで、発酵期間も短いため 大豆の色が白く保たれます。

西京漬けやお雑煮などに使われることが多いです。

味噌屋おすすめの大阪の白味噌

中国・四国地方:麦味噌が主流

中国地方や四国地方は、温暖多湿の気候が特徴です。冬は日が少なく、特に瀬戸内海沿岸は雨も少ない地域です。

この地域は、味噌の原料として麦類の生産が多く大豆の生産は少ないため、麦麹を使った麦味噌が発展しました。特に瀬戸内麦味噌(香川県・愛媛県)は、甘みが強く、さっぱりとした風味が特徴です。

また、瀬戸内海沿岸地方や近畿地方の一部では, 嘗味噌(なめみそ)として有名な金山寺味噌などの、おかず味噌も多くつくられています。

瀬戸内地方では、魚の味噌煮や味噌ダレとしても活用されています。

味噌屋おすすめの愛媛県の麦味噌

九州地方:甘くて香ばしい麦味噌・米味噌

九州では、 米味噌と麦味噌の両方が存在しますが、どちらも甘口で発酵期間が短いのが特徴です。

特に、福岡や熊本では麦味噌が主流で、麦麹の香ばしさが感じられる味噌が作られています。宮崎や鹿児島では米味噌が多く、塩分が控えめで甘さの強い味噌が一般的です。

奄美地方・沖縄県粟国島:ソテツ味噌

奄美地方や沖縄の一部地域では、ソテツの実を使って作られる『ソテツ味噌』があります。地域によって原料は若干異なりますが、ソテツの実、玄米、大豆、食塩が主な原材料です。

蘇鉄味噌について詳しくは以下の記事をごらんください。

蘇鉄味噌(ソテツ味噌)とは?奄美・種子島に伝わる“命をつなぐ”発酵文化
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近年、世界的にも発酵への注目度が高まり、伝統的な発酵食が見直される中で、鹿児島県・奄美群島に伝わる「蘇鉄味噌(ソテツ味噌/ナリミソ)」が注目を集めています。蘇鉄味噌(ナリミソ)とはなにか、文化的背景から伝統的な作り方まで、蘇鉄味噌(ナリミソ)をわかりやすく紹介。
近年、世界的にも発酵への注目度が高まり、伝統的な発酵食が見直される中で、鹿児島県・奄美群島に伝わる「蘇鉄味噌(ソテツ味噌/ナリミソ)」が注目を集めています。蘇鉄味噌(ナリミソ)とはなにか、文化的背景から伝統的な作り方まで、蘇鉄味噌(ナリミソ)をわかりやすく紹介。

各地域の個性あふれる味噌を食べよう

いかがでしたか?各地域の風土に合わせて、それぞれ異なる味噌の文化が作られています。食べ比べてみることで、より味噌の

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